老人ホーム入居までの流れと必要な準備・期間

老人ホームにはいくつかの種類があり、それぞれの特徴を理解しておくことが重要です。以下に主な施設の種類を解説します。

・特別養護老人ホーム（特養）：介護度の高い方が対象となり、料金は比較的安いですが、入居待ちが長くなることが多いです。主に要介護3以上の方が対象となります。
・有料老人ホーム：民間経営で、介護付き、住宅型、健康型など複数のタイプがあります。設備やサービスが充実している分、費用が高くなる傾向にあります。
・サービス付き高齢者向け住宅（サ高住）：自立度が高い方が対象で、介護が必要な場合は外部サービスを利用します。

一般的に「特養」という呼び方で馴染みがある方も多いのが特別養護老人ホームとなります。地域にもよりますが待機の方が非常に多く、有料老人ホームで待機待ちをされる方も多くいらっしゃいます。私たちへのご相談でも「特養」に入るまでの期間で入居できる施設を探してほしいというご依頼は多いので安心してお任せください。

横浜エリアには多くの老人ホームが存在し、施設の選び方は家族や本人のニーズに合わせることが重要です。特に人気のある施設は以下のポイントで選ばれることが多いです。

・費用面：ご予算で生活が継続できる範囲の施設。
・立地条件：家族が頻繁に訪問しやすい場所や、生活環境が整っている地域。
・設備と環境：施設の清潔さ、居住空間の広さ、リハビリ設備や医療対応などが整っているかどうか。
・サービス内容：介護や医療のケアの内容が充実しているか、食事の質や種類、アクティビティの充実度も確認すべきです。

費用面や立地条件についてはイメージがしやすいと思います。
私たちが相談を受ける中には施設の外観を気にされる方や、元のお住まいから少し離れたところを希望される方などもいます。
サービス内容については私たちが責任を持ってご相談者様の状態とご希望に合った施設を紹介致します。
医療対応の内容によってご入居ができない施設がたくさんあります。入居の対象となる施設をまずはピックアップしその中からご希望に沿う施設をご提案させていただきます。
お身体の状態に合わない施設に入ってしまった場合は、ご転居を検討しなければならないケースもあります。

老人ホームを選ぶ際には、情報収集が第一歩となります。主な情報収集方法としては以下のものがあります：

・老人ホーム紹介業：まだまだ事業の実態が一般には広まっていないため、知らない方がほとんどだと思います。全て無料で老人ホーム探しをしてくれます。資料請求や見学設定なども全てお任せできます。
・インターネット：横浜市の老人ホーム情報サイトや民間の施設紹介サイトで詳細を確認できます。また、利用者の口コミや評価も参考にすると良いです。
・市役所や地域包括支援センター：横浜市の公的機関では、特別養護老人ホームや公的施設の空き状況などの情報を提供しており、予約や申し込みも行えます。
・ケアマネージャー：家庭で介護を受けている場合、ケアマネージャーに相談するのも有効です。施設の紹介やケアプラン作成の際に適切なアドバイスを受けられます。

老人ホームを見学する際は、以下のポイントを重点的にチェックしましょう：

・施設の清潔さ：全体の清掃状況や居室内の清潔さ、共用スペースの管理状況。
・スタッフの対応：スタッフの人数や資格、対応の丁寧さや入居者とのコミュニケーションの様子。
・医療体制やリハビリ施設：常勤の看護師や医師がいるか、緊急時の対応が迅速かなども重要です。また、リハビリや機能訓練が充実しているかどうかも確認します。
・面会の時間や制限。外出や外泊などの対応について。
・ご入居時に必要となる家具など（お部屋に家具が備え付けの施設もございますが、カーテンやタンスなどを持ち込む施設が多いです。テレビも同様に持ち込みとなります）
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老人ホームに入居するためには、まず申し込みを行います。手順としては以下のようになります：

１.施設の問い合わせ・見学予約：気になる施設に直接問い合わせ、見学のスケジュールを決めます。
２.入居申込書の提出：見学後に入居を希望する場合、申込書を記入して提出します。
３.審査・面接：施設側での審査や面接が行われ、本人の介護度や状態が適切か確認されます。
４.契約：入居が決まったら契約を交わし、具体的な入居日を調整します。

施設への問い合わせや見学予約などは弊社にて承ります。
ご家族様が実際に行うのは入居の申込や入居が決まった際の契約となります。
他の調整などについては弊社が中心となって行います。ご入院中の方であれば病院のスタッフとも連携をとらせて頂いております。

入居の申し込み時に必要な書類は施設によって異なりますが、一般的には以下が求められます：

・入居申請書：施設側が提供する専用の申請書。
・健康診断書：本人の健康状態を示す書類で、入居前に医療機関で発行してもらう必要があります。
・介護保険証と認定証：介護が必要な方は、介護保険の認定証が必要です。要介護度によって、施設選びに影響を与えることがあります。
・家族構成や連絡先の書類：緊急時の連絡先や保証人の情報も求められることが多いです。

老人ホームへの入居は、施設の空き状況や手続きの進行状況によって異なりますが、一般的には以下の期間が目安です：

・特別養護老人ホーム：通常、待機期間が長く、数ヶ月から1年以上待つこともあります。
・有料老人ホーム：比較的早く入居できることが多いですが、人気施設では数ヶ月の待機が必要です。2週間〜3週間を目安としていますが、ホスピス型の有料老人ホームの場合は空室状況によっては1週間前後での調整をしてくれるケースもございます。

横浜エリアの人気老人ホームでは、待機時間が長くなる傾向があります。早期に複数の施設を見学し、入居申し込みをすることで選択肢が広がり、希望する時期に入居できる可能性が高まります。また、急な入居が必要な場合に備えて、事前に情報を集めておくことが大切です。

価格帯、介護や医療の受け入れ体制の部分を考えると皆様がご入居を検討する施設は重複するケースが多いです。そのため理想の施設が見つかっても待機をしなければいけないケースもあります。「いつかに備えて」のご検討の場合は待機待ちも推奨していますが、ご入院中や介護度が高くなったケースでは早期のご入居が大前提となってきます。そのためご相談から見学まで10日以内を目標にご家族様とお話を進めております。空室が1室-2室の場合には見学までに満室となるケースも多々ございます。

入居が決まったら、まず費用の詳細を確認し、支払い方法を確定します。有料老人ホームでは、月々の費用に加えて、初期費用がかかることもあるため、事前に家族と相談しておきましょう。また、入居後の家族との連絡手段や面会頻度も事前に取り決めておくと安心です。

入居一時金、前払金、敷金。このようにご入居時にまとまった費用をお支払いする場合にいくらまで出すことができるのか。予め検討しておく必要があります。月額費用を抑えたい場合には前払金を支払うことで月額費用を抑える方法もございます。ぜひご相談ください。

入居に際しては、必要最低限の生活用品や、本人が普段使っている医療器具、介護用品を用意します。また、移動の手配も事前に行い、当日スムーズに施設へ移動できるよう準備を整えておきましょう。

病院や在宅から介護タクシーをご利用される場合にはソーシャルワーカーやケアマネージャーが調整します。そのためご家族様のご負担が少ないよう私たちがサポートします。