横浜の老人ホーム見学完全ガイド！家族が後悔しないために知っておくべきこと

写真やパンフレットだけでは、実際の施設の雰囲気やスタッフの対応は分かりません。実際に足を運んで、目で見て、肌で感じることをオススメしています。実際に見学をしてご家族様からいただく言葉として、「家具がないことに驚きました。写真だとテレビもあったので備え付けかと思っていました。」や「レクリエーションをすごく楽しそうに行っている様子を見れて、ここなら母もきっと喜ぶだろうなと思いました。」など、見学を通しての発見が多いです。

ご両親にとって何が一番重要なのかを事前に考えておきましょう。例えば、医療的なケアが必要か、趣味の時間を充実させたいかなど、目的によって選ぶべき施設は異なります。ご予算、希望エリアなども大事ですが、「今の介護度で入居ができる施設なのか。」、「酸素や吸引など夜間の対応ができるのか。」などそもそもが、ご入居の選択肢として上がらないはずの施設を選んでしまっているケースもあります。しっかりと老人ホーム紹介業の相談員と打ち合わせを行い、ミスマッチが起きないようにしましょう。
また見学の際はご自宅から施設への移動時間や周囲環境も見ておくと良いでしょう。

ご両親の自宅からのアクセスはもちろん、病院や買い物施設への近さも考慮しましょう。公共交通機関の便が良い場所であれば、ご家族も気軽に訪ねることができます。
好立地の施設は価格も高くなる傾向にあります。すべての施設が当てはまるわけではありませんが、一般的な賃貸と考え方は似ているためアクセスが少し悪くなる分、料金が平均相場より若干お安くなる施設もあります。しかしここで注意していただきたいのはすべての施設というわけではありません。アクセスが悪くても高価格帯の施設もありますので参考として覚えて頂ければと思います。

小規模な家庭的な雰囲気の施設か、大規模で多様なサービスを提供している施設か、ご両親の性格や希望に合った規模と雰囲気を選びましょう。
・有料老人ホーム（住宅型、介護付き）
・グループホーム
・サービス付き高齢者住宅
施設の種類によっても大きく違います。1〜3カ所の施設見学を通して違いも分かってくると思います。ご家族様がご入居しているところを想像しながら内覧をすると、印象も変わってくると思います。性格や趣味なども考慮しながら入居後の生活場面をイメージしておきましょう。

個室の広さ、トイレや洗面所の有無、緊急呼出しボタンの設置など、生活に必要な設備が整っているか確認しましょう。見学の際に必ずご説明がありますが備え付けの備品や収納の大きさなども、ご入居するにあたって必要な確認箇所になります。持ち込みが禁止の物もありますので合わせて確認しましょう。

食堂、大浴場、リハビリ室など、共用スペースが充実しているか、また、イベントやレクリエーションが頻繁に行われているかなどもチェックポイントです。
ご家族様と見学をしていると清潔感も重視されています。掃除の頻度なども確認できると安心です。
イベントやレクリエーションは施設によって全く違います。私たちも事前にご対象者様の趣味や特技などを伺いますが、施設にご入居されてから充実した生活を送ることができるよう内容をしっかり把握しておきましょう。

スタッフの対応は、施設の雰囲気を大きく左右します。入居者に対して優しく、丁寧に対応しているか、疑問に思ったことを気軽に質問できるかなど、実際に話してみて感じてみましょう。
施設内を見学している際にスタッフと会うことになります。挨拶の雰囲気やスタッフ同士の掛け合いなども参考になります。ご入居後のクレームで一番多いのがスタッフに関することです。少しでもご入居後のトラブルを避けるためにも見学時に大切にしたいポイントです。

必要な介護サービスが受けられるか、24時間体制で対応しているか、医師の診察や看護サービスが受けられるかなど、介護サービスの内容を詳しく聞きましょう。
施設の種類や形態によって受けられるサービスは大きく異なります。私たちにご相談をいただいた際に介護度、医療依存度を把握した上で施設をご提案させていただきますので、「受け入れ検討外」となる施設を見学することはございませんが、ご家族様でお探しになった施設で直接見学に行く場合に一番多いのが「お受け入れできません」と言われるケースです。
「介護施設」、「老人ホーム」などは各施設によってお受け入れの対象となる方が違います。