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ご両親の老後を安心して任せられる場所をお探しですか?老人ホーム選びで重要なのは、充実した毎日を送れる環境かどうかです。本記事では、老人ホームのレクリエーションに焦点を当て、種類や効果、リハビリとの違いなどを詳しく解説します。レクリエーションは、高齢者の身体と精神の両方に良い影響を与え、入居者様同士の交流を深めるきっかけにもなります。この記事を読めば、ご両親にぴったりの老人ホームを選ぶためのヒントがきっと見つかるはずです。

1. 老人ホームのレクリエーションについて

1-1 レクリエーションの重要性

・高齢者の生活に彩りを与え、QOL(生活の質)向上に貢献
・身体機能の維持・向上、認知症予防に効果
・社会参加の機会となり、孤独感の解消に役立つ

ご相談を受け、ご入居された方が当初は「レクリエーションはやらない」とお話をされていました。
入居後、環境に慣れたタイミングで施設より、「〇〇様が楽しそうにレクリエーションに参加されています」とお言葉を頂きました。
入居後、環境の変化により最初は拒否が強かった場合でも、日々を楽しくするためにたくさんの変化が起きます。
私たちは、ご入居される方の入居の姿もイメージしながら、施設をご提案し、笑顔が生まれる時間を提供しています。

1-2 レクリエーションの種類

・運動系:体操、ウォーキング、創作活動(ボーリング等)など
・創作系:絵画、手芸、音楽など
・脳トレ系:クイズ、カルタ、ゲームなど
・社会参加系:ボランティア活動、地域交流など

施設では、入居者様が毎日を楽しめるように、日々レクリエーションの種類を考えています。
中には、レクリエーション委員会を設置し、毎月会議を行っています。
入居者様が楽しめ、かつ筋力低下の予防、認知機能の向上を目的とする施策を考え、実施しています。

2. レクリエーションの効果

2-1 身体面への効果

・筋力維持、柔軟性向上、心肺機能の向上
・体重管理、生活習慣病予防
・睡眠の質向上、食欲増進

どうしても、「リハビリ」だけを取ると「きつい」「痛い」などのイメージがあります。しかし、レクリエーションとして実施することで、入居者様が楽しく、身体を動かすことができます。日中の活動量を維持すると、上記のような効果が得られます。

2-2 精神面への効果

・ストレス軽減、気分転換
・自尊感情の向上、自信回復
・認知機能の維持・向上

ご家族様よりこんな質問を頂きます。「うちの母は他の入居されている方と仲良くなれるかしら」と。レクリエーションでは、施設内での集団活動として、他者との交流を図ることができます。自然な形で、入居者様同士の輪が広がり、精神面の安定や、認知機能の向上を図ることができます。

3. レクリエーションの種類

3-1 個別対応のレクリエーション

・一人ひとりの興味や体力に合わせたプログラム
・専門スタッフによる個別指導
・入居者様それぞれの生活上で必要な動きに合わせたプログラム(トイレ動作、食事動作、入浴動作などに必要な手足の動きに合わせたレクリエーション)

個別で行うレクリーションには、性格、趣味などを考慮し選定を行います。日常生活動作上での問題点に合わせて、必要な動きをレクリエーションの中で取り入れて行うことができます。

3-2 グループでのレクリエーション

・コミュニケーション能力の向上
・社会的交流による喪失感の軽減
・一体感から生まれる集団帰属意識の向上(安心感の向上)

3〜5名、10人以上などグループの人数を変えることでも、得られる効果は変わってきます。参加される方の特性を活かしたグループにすることで、上記で得られる効果は大きく変わってきます。入居者様全員で同じことをすることは難しいため、目的と効果を明確にしグループ人数を決定することが重要となります。見学の際に、レクリエーションをどのように行っているかを聞いてみると良いかもしれません。

4. レクリエーションとリハビリの違い

4-1 目的の違い

・レクリエーション:楽しみながら身体機能を維持・向上し、日常生活での日中活動量を高めることを目的としている
・リハビリ:失われた機能の回復、残存機能を生かした日常生活への適応を目的とした治療

私たちはレクリエーションとリハビリで得られる効果は違えど、ご本人様が楽しめることが重要であると考えます。
施設でのリハビリと病院でのリハビリでも環境が違うことや、レクリエーションも目的に応じて内容が変わるため、得られる効果は幅広くあります。

4-2 内容の違い

・レクリエーション:自由な参加、多様な活動
・リハビリ:医師や理学療法士や作業療法士等による個別指導(※主治医からの指示書が必要)

大きな違いは、参加のしやすさになります。
リハビリとなると、医師の指示のもと行うものになるため誰でも行えるわけではありません。施設で行うリハビリについては、医療保険、介護保険が関わってくるため、費用にも大きな差が出てきます。

5. 老人ホームで行うイベントの効果

5-1 入居者同士の交流促進

・共通の体験を通して、親睦を深める
・孤独感を解消し、居心地の良い空間を創出
・季節感のある行事を行い、認知機能低下を予防する

施設で生活をしていく上で、他者との交流は非常に重要なものになります。性格にもよりますが、施設では集団生活となるため、イベントなどを通じて気が合う入居者様を見つけることができます。

5-2 家族との絆を深める

・家族参加型のイベントを通して、コミュニケーションを図る
・安心感を与える

イベントを家族参加型にしている施設様も多くあります。そこで、ご家族様との交流を深めることで入居者様へ安心感や入居中の生活を見ることができます。
ご家族様にとっても、1つの安心につながる機会となるでしょう。

6. 老人ホームで入居者同士で仲良くなるポイント

6-1 共通の趣味を持つグループ作り

・趣味を通じて自然な会話、関係の輪が生まれる

施設がレクリエーションを行う上で、共通の趣味などを通じてグループを作りレクリエーションを行います。
施設内で共通の趣味で繋がると、入居中の生活も楽しめることができます。

6-2 老人ホーム内の活動への参加

・洗濯物を畳む、食器を洗う、拭くなどのホーム内で行う活動を通して社会貢献感、連帯感を感じ入居者様同士の仲を深める

生活リハビリの一環として、入居者様に上記のような活動を行う施設があります。特にグループホームなどにみられます。
有料老人ホームでも、近年は「生活リハビリ」に力を入れ、入居者様が行える活動は積極的行ってもらう傾向にあります。

6-3 様々な交流

・子供たち、動物との触れ合いを通して、懐かしさや刺激を感じてることで、入居者様同士の会話や体験を入居者様同士で共有することで、自然なコミュニケーション場を演出する

イベントなどで、地域の保育園の子どもたちとの交流やドッグセラピーなどを行っている施設もあります。
施設に入居した後も、日々の日常に楽しみや刺激を取り入れ、精神面、認知機能面の向上を図っています。

7. まとめ

私たちが、これまで相談をいただいた中でも、「レクリエーションを行っているところが良い」「入居者同士の関わりが多いところが良い」などのご希望をいただくことがあります。その中で、私たちは入居を検討されている方の性格や身体機能、これまでの生活背景などを考慮し、老人ホームで行っているレクリエーションが楽しめるところを選定しています。
また、レクリエーションとリハビリの違いでは、やはり今でも「リハビリをしてほしい」とのご希望をいただきます。病院や老健と比べると、老人ホームで行えるリハビリには差があります。レクリエーションを「遊び」として捉えてしまうこともあるかと思われます。しかし、老人ホームでは、スタッフが入居者様に合わせて「楽しみながら身体を動かす」「入居者様同士の関わりを深くする」などの意味を込めて、その時の状況に合わせてレクリエーションを実施しています。個別のリハビリもとても重要ですが、それ以上に「生活リハビリ」という日常生活にリハビリを組み込み無理なく身体、認知機能を高めることがとても重要です。老人ホームを選ぶ際などに、ホームの方へレクリエーションの内容などを聞いてみるとイメージがしやすいです。また、入居後など、面会へ行かれる時にレクリエーションに参加するとより、イメージやご家族様が楽しまれている表情をみることができます。
老人ホーム探しで、リハビリ、レクリエーションに力を入れているホームが知りたい方はぜひ、ecLAT(エクラット)にご相談ください。